東京オリンピックの
観戦チケットの
1回目の
抽せん
販売の
うち、
およそ6900
枚がうその
個人情報で
不正に
取得された
IDを
使って
購入された
疑いの
あることが、
大会組織委員会の
調査で
分かりました。
大会組織委員会によりますと、うその
個人情報を
使って
不正に
取得された
疑いの
あるIDは
およそ3万件で、ことし
5月に
行われた
東京オリンピックの
1回目の
抽せん
販売の
うち最大1200
件が
当選していたとみられています。
購入されたのは6900枚ほどで総額1億8000万円に上るということで、組織委員会は、不正なIDでの購入が判明した場合は購入を無効にする方針です。
この1回目の抽せん販売では512万人が申し込み、このうち96万人が当選し、合わせて322万枚が購入されました。
組織委員会では、1回目の抽せん販売のあとに行われたオリンピックの追加の抽せん販売と、パラリンピックの抽せん販売については、不正と疑われるIDで購入できないよう措置をとりました。
マーケティング局の鈴木秀紀次長は「不正なチケットの購入には断固たる姿勢で臨み、監視を継続していきたい。当選したチケットの情報がインターネット上で不正に転売されるおそれもあるが、絶対に購入しないよう注意してほしい」と呼びかけています。