天皇陛下の
即位を
祝う祝賀行事を
前に、
警視庁は
7日、
警備対策の
会議を
開き、
全国の
警察からも
応援部隊を
集めた
最大の
態勢で
警備にあたる
方針を
明らかにしました。
今月22
日には
天皇陛下が
即位を
内外に
宣言される
儀式「
即位礼正殿の
儀(そくいれい せいでんのぎ)」や、
天皇陛下の
即位を
祝う祝賀パレード「
祝賀御列の
儀(しゅくがおんれつのぎ)」
などが
行われ、200
近い国の
首脳や
要人が
訪れます。
7日、警視庁では警備部門の担当者ら、およそ250人を集めた会議が開かれ、三浦正充警視総監が「儀式はおよそ30年ぶりに執り行われる国家的重要行事で、極めて高い密度の警備が求められる。国民や外国の方々にも理解が得られるようスマートで行き届いた応接に徹してほしい」と訓示しました。
警視庁は期間中、警視総監をトップとする「最高警備本部」を立ち上げ、全国の警察から集めた特別派遣部隊も編成し、最大の態勢で警備にあたる方針です。
警視庁が特別派遣部隊を受け入れるのは平成5年に行われた今の天皇皇后両陛下のご成婚パレード以来、26年ぶりです。
皇居や赤坂御用地、大使館や宿泊施設の周辺で警戒を強化し、車両の検問を行うほか、不審なドローンの警戒にあたる専門部隊や、テロなどが起きた際に銃器で対応する部隊を増強する方針です。
パレードでは祝福に訪れる人たちのブースを設けて手荷物検査を行い、厳重な警備にあたることにしています。