長崎市の
爆心地からおよそ500
メートルに
ある城山小学校の
前身、
旧城山国民学校では、
原爆で
児童や
教師、1400
人以上が
犠牲になり、
敷地内に
残る旧校舎は
原爆の
被害を
伝える「
被爆遺構」の
一つとして
国の
史跡に
指定されています。
小学校では、平和について考える集会が毎月開かれていて、9日、体育館で開かれた集会には、6年生を中心におよそ100人の児童が参加しました。
集会でははじめに、児童らが折った折り鶴をステージに飾り、原爆の犠牲者を悼みました。
そして、平和を願って小学校で歌い継がれてきた「子らのみ魂よ」を合唱し、平和への思いを新たにしていました。
また「誓いの言葉」では、児童の代表が「私たちは平和を訴え続けます」と述べました。
集会のあと、6年生の川口結加さんは「平和の大切さを世界中の人に伝えていきたいと思いました」と話していました。
また同じ6年生の松尾太雅さんは「被爆した人の気持ちや考えを世界に発信していきたい」と話していました。
そして原爆がさく裂した午前11時2分になると、児童は各クラスで平和公園に向かって黙とうをささげました。