일본어 뉴스: 再び強まる雨・いつ避難したらいいの？

再ふたたび強つよまる雨あめ・いつ避難ひなんしたらいいの？

Aug 16, 2021 19:08

Furigana

すでに各地かくちで記録きろく的てきな大雨おおあめとなっていて、今後こんご再ふたたび、土砂どしゃ災害さいがいの危険きけん性せいが高たかまるとみられています。命いのちを守まもるためには、いつ、何なにをきっかけに避難ひなんを決断けつだんしたら良よいのか。不安ふあんに思おもっている方ほうに注意ちゅういしてほしい情報じょうほうをまとめました。

土どの中なかの水分すいぶんはすでに満杯まんぱい

九州きゅうしゅうや中国ちゅうごく地方ちほう、それに岐阜ぎふ県けんや長野ながの県けんを中心ちゅうしんとする各地かくちでこれまでに降ふった大雨おおあめで、土どの中なかに大量たいりょうの水分すいぶんがしみ込しみこんだ状態じょうたいです。

土どの中なかの水分すいぶん量りょうを示しめす「土壌どじょう雨量うりょう指数しすう」という指標しひょうを見みてみると、一連いちれんの雨あめの降ふり始はじめだった11日にち午前ごぜん3時じはほとんどの地域ちいきで低ひくい状態じょうたいだったのに対にたいし、16日にち正午しょうごは、▽九州きゅうしゅうではほとんどの地域ちいきで、▽中国ちゅうごく地方ちほうでも広島ひろしま県けんを中心ちゅうしんとする地域ちいきで水分すいぶんが多おおい状態じょうたいとなっています。

土砂どしゃ災害さいがいのメカニズムに詳くわしい関東かんとう学院がくいん大学だいがくの規矩きく大義たいぎ教授きょうじゅによると、雨あめがやんで1日にちや2日にちでは土どの中なかの水分すいぶんはほとんど抜ぬけず、地質ちしつの違ちがいを考慮こうりょしても、8割わりから9割わりほどの水分すいぶんは残のこったままの状態じょうたいが続つづくということです。

ここにさらに雨あめが降ふれば、少すこしの雨あめでも規模きぼの大おおきな土砂どしゃ災害さいがいが起おきるおそれがあります。

いつ避難ひなんする？ 1「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」

では、何なにをきっかけに避難ひなんをするのが良よいでしょうか？

まず参考さんこうになるのは、自治体じちたいと気象庁きしょうちょうが発表はっぴょうする「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」です。雨量うりょうや土壌どじょうの水分すいぶんの状態じょうたいなどから判断はんだんされます。

情報じょうほうが出でると、携帯けいたい電話でんわに通知つうちされる場合ばあいが多おおく、「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」が出でたら避難ひなんを始はじめてください。

※黄色きいろの網あみ掛かけは「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい区域くいき」

今回こんかいの大雨おおあめでは、15日にちに長野ながの県けん岡谷おかや市しで土石流どせきりゅうが発生はっせいして3人にんが死亡しぼうしました。この時とき、自治体じちたいは「避難ひなん指示しじ」を出だしていませんでしたが「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」は発表はっぴょうされていました。