アメリカの
トランプ前大統領は、アフガニスタンからの
軍の
撤退をめぐるバイデン
大統領の
対応について「アメリカの
外交史上最大の
恥だ」と
批判し、
自身が
大統領なら「
名誉ある撤退を
実現できた」と
主張しました。
トランプ前大統領は21日、南部アラバマ州で集会を開きました。
この中でトランプ氏はアフガニスタンからの軍の撤退をめぐるバイデン大統領の対応について「アメリカの外交史上、最大の恥だ」としたうえで「バイデン大統領の不手際は国のリーダーとしておそらく最もひどい無能さを示している」と批判しました。
撤退をめぐってバイデン大統領は「前政権からタリバンとの和平合意を引き継いだ」と述べて和平合意を結んだトランプ政権にも責任の一端があるとの立場を示しています。
これに対しトランプ氏は、和平合意の判断自体は正しく、撤退の進め方に問題があったという考えを示したうえで、自身が大統領なら「名誉ある撤退を実現することができた」と主張しました。
トランプ氏はことし6月から大規模な集会を再開するなど政治活動を徐々に活発化させていて、アフガニスタン情勢を受けてバイデン大統領への批判を強めることで、自身への支持の獲得につなげたいものとみられます。