ヨーロッパ最大の
経済大国のドイツで、23
日、
総選挙の
投票が
始まりました。
世論調査では
中道右派の
最大野党が
首位に
立ち
政権に
復帰する
勢いですが、
移民や
難民に対して排他的な
姿勢を
掲げ
極右だとされる
右派政党が2
位につけていて、
どこまで
支持を
集めるか
注目されています。
ドイツの議会選挙の投票は現地時間の23日朝、日本時間の23日午後4時から始まりました。
選挙は去年11月にショルツ首相率いる連立政権が崩壊したことを受けて行われ、移民政策や経済政策などが主な争点となってきました。
公共放送ZDFの世論調査では、
▽最大野党で中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」が28%で首位に立ち、
▽移民や難民に排他的な姿勢を掲げ極右だとされる右派政党「ドイツのための選択肢」が21%と2位につけています。
▽ショルツ首相の与党で中道左派の「社会民主党」は16%にとどまっています。
いずれの政党も単独で過半数を獲得するのは難しい情勢ですが、第一党となる勢いの最大野党が連立政権の発足に向けた協議を主導する見通しで、この党の首相候補のメルツ氏が次の首相として有力視されています。
一方、2位につける「ドイツのための選択肢」は、アメリカのトランプ大統領の側近、イーロン・マスク氏やバンス副大統領が支持する姿勢を打ち出していて、ナチスの過去から極右勢力に警戒感が強いドイツでどこまで支持を集めるかも注目されています。
投票は日本時間の24日午前2時に締め切られ、即日開票されます。