6月29日夜に起きた事件では、オロモ人歌手ハチャル・フンデッサ(Hachalu Hundessa)さんが銃撃を受け死亡しました。首都アディスアベバとその周辺では翌30日からデモが続き、同国政府は騒乱を鎮めるためインターネットを遮断しました。
ハチャルさん殺害の動機は不明でしたが、警察当局は複数の容疑者が逮捕されたと明らかにしています。
ハチャルさんは音楽を通じてオロモ人が抱く社会的な疎外感を代弁し、人気を博していました。オロモ人の不満は数年にわたる反政府デモを引き起こし、2018年にはアビー・アハメド(Abiy Ahmed)氏がオロモ人初の首相に就任しました。