金持ちの息子の栄助と貧しい家の五郎の仲良し二人が楽しく旅をしていた
二人はある宿屋に泊まるが、その夜、五郎はなかなか寝付かれなかった
すると宿屋の女将が起きてきて、囲炉裏の灰に種を播いていた
すると稲が伸びてきて、女将はその稲から団子を作った
翌朝、その団子を栄助が食べると栄助は馬になってしまった
五郎は一人で這々の体で逃げ出した
ある農家のお爺さんに話をすると、「東に歩いていくと、大きな茄子畑があり、一本の木に七つの実が一度に東に向いてなっている茄子があるから、それを友達に食べさせると良い
何日もかけて言われたとおりの茄子を探し当てた五郎は、女将の留守に宿に戻り、馬なった栄助に茄子を食べさせると、栄助は無事に人間に戻った
そしてその後も旅を続けた二人は、何年か後に村に帰り、栄助は財産の半分を五郎に譲り、兄弟のように仲良く暮らした