ピカソ「青い肩かけの女」 下層から別の人物の描き込み

畢加索《披藍色披肩的女人》下層畫另一個人

畢加索《披藍色披肩的女人》下層畫另一個人
20世紀を代表する画家 パブロ・ピカソの油彩画「青い肩かけの女」の下に、別の人物を描いたとみられる描き込みがあることがわかり、所蔵する愛知県美術館は「ピカソの制作プロセスの一端がかいま見える貴重な発見だ」としています

在20世紀最著名的畫家畢加索的油畫《披著藍色披巾的女人》下,人們發現了一幅似乎畫了另一個人的畫作。這是一個很有價值的發現,讓人一窺究竟的結束

在20世紀最著名的畫家畢加索的油畫《披著藍色披巾的女人》下,人們發現了一幅似乎畫了另一個人的畫作。這是一個很有價值的發現,讓人一窺究竟的結束
「青い肩かけの女」は1902年、ピカソが20歳の頃、いわゆる「青の時代」に描いた油彩画です

《披藍色披巾的女人》是畢加索1902年創作的一幅油畫,當時他20歲,也就是所謂的“藍色時期”。

《披藍色披巾的女人》是畢加索1902年創作的一幅油畫,當時他20歲,也就是所謂的“藍色時期”。
この時代の作品は、下層から別の描き込みが見つかる事例が複数報告されていて、愛知県美術館は去年5月からアメリカの2つの美術館とともに、光の波長ごとに撮影ができる特殊なカメラを使って調査していました

曾多次報導這一時期的作品,其中在下層發現了不同的畫作,從去年5月開始,愛知縣立美術館與美國的兩家博物館一起使用了一種特殊的相機,可以拍攝每個波長的光。我正在調查

曾多次報導這一時期的作品,其中在下層發現了不同的畫作,從去年5月開始,愛知縣立美術館與美國的兩家博物館一起使用了一種特殊的相機,可以拍攝每個波長的光。我正在調查
その結果、絵の下に別の人物を描いたとみられる描線があることが分かったということです

結果,原來畫下畫了一條線,好像畫了另外一個人。

結果,原來畫下畫了一條線,好像畫了另外一個人。
見つかった描線は、人物が首を曲げてうつむいているように見え、これは「青の時代」のピカソが頻繁に描いたポーズとして知られています

發現的線條顯示人物彎著脖子向下看,這是畢加索在他的“藍色時期”經常畫的姿勢。

發現的線條顯示人物彎著脖子向下看,這是畢加索在他的“藍色時期”經常畫的姿勢。
この時代のピカソは貧しかったことから、愛知県美術館によりますと、一度使ったキャンバスを再利用して、その上から「青い肩かけの女」を描いたと見られるということです

由於此時畢加索窮困潦倒,根據愛知縣立美術館的資料,他重新利用了一塊用過的畫布,在上面畫了一幅《披著藍色披肩的女人》。

由於此時畢加索窮困潦倒,根據愛知縣立美術館的資料,他重新利用了一塊用過的畫布,在上面畫了一幅《披著藍色披肩的女人》。
また、見つかった人物像の背中にあたる輪郭線を利用するようにして「青い肩かけの女」を描いていることもわかり、愛知県美術館の副田一穂主任学芸員は「ピカソが当時どのように絵を描いていたかはつぶさに分かっているわけではなく、制作プロセスの一端がかいま見える貴重な発見だ」と話しています

此外,發現“藍披肩女子”是利用發現人的背部輪廓線繪製的。我不知道我是否詳細繪製,但這是一個有價值的發現,它給出了生產過程的一端一瞥。”

此外,發現“藍披肩女子”是利用發現人的背部輪廓線繪製的。我不知道我是否詳細繪製,但這是一個有價值的發現,它給出了生產過程的一端一瞥。”
「青い肩かけの女」は来月21日から愛知県美術館で展示されます

“披著藍色披肩的女人”將於下月 21 日在愛知縣立美術館展出。

“披著藍色披肩的女人”將於下月 21 日在愛知縣立美術館展出。
ピカソと「青い肩かけの女」
パブロ・ピカソは1881年にスペイン南部に生まれ、その後フランスで活躍した20世紀を代表する画家です
造形の革命とも言える美術表現、「キュビスム」を提唱するなど、91歳で亡くなるまで絵画芸術に新たな地平を開きました
今回調査が行われた「青い肩かけの女」は、ピカソが「キュビスム」を提唱する前の20歳の頃の作品で、深い青の空間を背にうつろな表情でたたずむ女性の姿を描いています
この時期のピカソは、親友の自殺をきっかけに生と死、貧困といった主題に打ち込むようになり、青を基調としたその作品群から「青の時代」と呼ばれています
「青い肩かけの女」は、ピカソが生涯みずからの手元に置いたあと、孫に受け継がれていましたが、当時の東海銀行がおよそ14億円で購入し、1992年の開館にあわせて愛知県美術館に寄贈されていました
「青の時代」のピカソ作品では近年、その下層から別の描き込みが見つかる事例が複数報告されていて、愛知県美術館も2014年からさまざまな手法でこの絵の調査を進めていました
今回の発見について、愛知県美術館の副田一穂主任学芸員は「ピカソは現在では『天才』や『大巨匠』としてわれわれから遠い存在のように感じてしまうが、彼がどのように筆を運んだか、その息遣いが今回の発見からは感じられ、ピカソに少し近づくような、新たなおもしろさがある」と話しています