アメリカ
野球殿堂は
24日、ことしの
殿堂入りの
選手を
発表し、ヤンキースなどで
活躍した
松井秀喜氏は
選出されませんでした。ことしの
殿堂入りは
4人で、
通算468本のホームランを
打ち
野茂英雄氏と
新人王を
争ったことでも
知られる
元ブレーブスのチッパー・ジョーンズ
氏らが
選ばれました。アメリカの
野球殿堂は、
大リーグで
10年以上プレーして
引退後、
5年以上たった
選手が
候補となり、
記者投票の
得票率が
75%
以上で
選ばれます。
ことしの投票結果が24日に発表され、候補にあげられていた松井秀喜氏は選出されませんでした。
大リーグ通算175本のホームランを打った松井氏は、ヤンキース時代の2009年にワールドシリーズでホームラン3本、6割以上の打率を残して日本選手初のMVP=最優秀選手に輝くなど、プロ野球と大リーグで数々の実績を残し、ことし、日本の野球殿堂に史上最年少で選ばれて、アメリカでも野茂英雄氏以来、2人目となる殿堂入りの候補にあげられていました。しかし、松井氏の得票率は全体の5%にとどかず、来年の候補からも外れました。
新たに選ばれたのは4人で、このうち、ブレーブス一筋で内野手としてプレーし、通算468本のホームランを打ったスイッチヒッター、チッパー・ジョーンズ氏は、大リーグデビューを果たした当時、ドジャースの野茂氏と新人王を争ったことでも知られています。
また、エンジェルスなどで通算449本のホームランを打った強肩強打の外野手、ウラジーミル・ゲレーロ氏が、ドミニカ共和国出身の野手として初めての殿堂入りを果たし、インディアンズなどで歴代8位となる通算612本のホームランをマークしたジム・トーミ氏、パドレスなどで抑え投手として歴代2位の通算601セーブを挙げたトレバー・ホフマン氏も選ばれました。
一方、現役時代の薬物使用疑惑が取り沙汰されたロジャー・クレメンス氏、バリー・ボンズ氏は今回も選ばれませんでした。