韓国南部の
病院で
26日、
37人が
死亡する
火災が
起きたのを
受けて、ムン・ジェイン(
文在寅)
大統領が
現場を
訪れ、
多数の
犠牲者が
出る
火災が
後を
絶たない
状況について、「
国民に
申し訳なく
思う」と
述べて、
建物の
安全管理の
強化を
急ぐ
考えを
示しました。
韓国南部のキョンサン(
慶尚)
南道ミリャン(
密陽)にある
5階建ての
病院で
26日、
火災があり、
体が
不自由な
高齢の
入院患者を
中心に
37人が
死亡し、およそ
150人がけがをしました。
ムン・ジェイン大統領は27日午前、現場を訪れ、消防隊員らから出火当時の状況について説明を受けました。
そして、先月も29人が死亡する商業ビルの火災があったことを踏まえ、「政府が安全な国づくりを約束したにもかかわらず、このような惨事が繰り返されて心が痛く、国民に申し訳なく思う」と述べました。
そのうえで、「火災に対する安全管理を強化し、それが定着するよう点検をしっかり行う必要がある。建物の所有者の負担が増えることについては政府が税制面などでの対策を立てる」と述べて、建物の安全管理の強化を急ぐ考えを示しました。
今回の火災について、消防は、1階の応急措置室付近から火が出たと見て、27日も警察などとともに出火原因を詳しく調べています。
病院側によりますと、建設当時はスプリンクラーの設置が義務づけられていなかったものの、法律の改正を受けて、来週から設置を始める予定だったということです。