奈良の若草山で27日の夜、昔から1月に行う「山焼き」という行事がありました。春日大社という大きな神社から持って来た火を使って、山の枯れた草を焼きます。山のいちばん上には昔の身分が高い人の墓があって、祈るために始まったとも言われています。
27日の夕方、山の下にある神社で「山焼き」がうまくいくように祈りました。そして、お祝いの花火が上がりました。そのあと、たいまつを持った300人が一緒に、枯れた草に火をつけました。火はだんだん大きくなって、山のいちばん上に向かって広がりました。
夜の空が赤い火で明るくなって、見に来た人たちは写真を撮って楽しんでいました。東京から来た男性は「山焼きを見るために奈良に来ました。火がとてもすごくて感動しました」と話していました。