北朝鮮では、キム・ジョンウン(
金正恩)
総書記が
朝鮮労働党の
トップに
就任してから11
日で10
年となるのを
前に、
中央報告大会が
開かれ、
党の
幹部が
演説で「
国家核武力の
完成という
歴史的な
重大事業が
実現した」と
述べ、
核・ミサイル
開発の
進展を
誇示しました。
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が、父親のキム・ジョンイル(金正日)氏の死去を受け、2012年4月に開かれた朝鮮労働党の代表者会で、新たに設けられた「第1書記」に選出され、国家や軍を指導する党のトップに就任してから、11日で10年となります。
これを前に10日、首都ピョンヤンで記念の中央報告大会が開かれ、国営の朝鮮中央テレビは午後6時から、その模様を録画で放送しました。
キム総書記は出席しませんでしたがひな壇にはキム総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏を含む党の幹部たちが並びました。
この中で、最高人民会議のチェ・リョンヘ常任委員長が演説し「国家核武力の完成という歴史的な重大事業がついに実現した」と述べ、放送では、先月発射した新型のICBM=大陸間弾道ミサイルだとする「火星17型」の写真も映し出されるなど、核・ミサイル開発の進展を誇示しました。
北朝鮮では、今週15日にキム総書記の祖父、キム・イルソン(金日成)主席の生誕110年の節目も控えていて、国威発揚も狙って、近く、さらなる弾道ミサイルの発射や、7回目の核実験を行う可能性も指摘されています。