日本新聞: ＳＮＳで異なる立場の意見は逆効果米研究G発表

ＳＮＳで異ことなる立場たちばの意見いけんは逆ぎゃく効果こうか米べい研究けんきゅうG発表はっぴょう

Aug 29, 2018 12:08

Furigana

人ひとはＳＮＳで自分じぶんの政治せいじ的てきな立場たちばに近ちかい意見いけんばかりを読よみがちで、異ことなる立場たちばの意見いけんを継続けいぞく的てきに目めにすると、それを受け入うけいれるのではなく、かえって自分じぶんの立場たちばに凝り固こりかたまるという研究けんきゅう結果けっかがアメリカで発表はっぴょうされました。アメリカのデューク大学だいがくなどの研究けんきゅうグループは、ＳＮＳで自分じぶんの政治せいじ的てきな立場たちばに近ちかい意見いけんしか読よまない人ひとが多おおいことに注目ちゅうもくし、1600人にん余あまりを対象たいしょうに、ツイッターで立場たちばが異ことなる人ひとの意見いけんに目めを通とおす実験じっけんの結果けっかを、28日にち、科学かがく雑誌ざっし「アメリカ科学かがくアカデミー紀要きよう」に発表はっぴょうしました。

それによりますと、実験じっけんでは、保守ほしゅ的てきな共和党きょうわとう支持しじ者しゃたちとリベラルな民主党みんしゅとう支持しじ者しゃたちに、ツイッターで、それぞれ反対はんたい側がわの政治せいじ家かなどの書き込かきこみを１いちか月かげつにわたって毎日まいにち読よんでもらいました。

そのうえで政治せいじ的てきな傾向けいこうに変化へんかがあったかを調しらべたところ、双方そうほうとも、反対はんたいの立場たちばを受け入うけいれる傾向けいこうは見みられず、とくに共和党きょうわとう支持しじ者しゃたちはかえって自分じぶんの意見いけんに凝り固こりかたまる傾向けいこうが見みられたということです。

研究けんきゅうグループは、こうした結果けっかの理由りゆうはわからないとしながらも、「ＳＮＳで異ことなる立場たちばの意見いけんを伝つたえようという試こころみは、逆ぎゃく効果こうかだ」と結論けつろんづけています。

アメリカでは、トランプ大統領だいとうりょうの登場とうじょう以降いこう、政治せいじ的てきな分断ぶんだんが深ふかまっているだけに、今回こんかいの研究けんきゅう結果けっかは、立場たちばの違ちがいを超こえて対話たいわすることの難むずかしさを示しめす結果けっかとして注目ちゅうもくされています。

アメリカのデューク大学だいがくなどの研究けんきゅうグループは、ＳＮＳで自分じぶんの政治せいじ的てきな立場たちばに近ちかい意見いけんしか読よまない人ひとが多おおいことに注目ちゅうもくし、1600人にん余あまりを対象たいしょうに、ツイッターで立場たちばが異ことなる人ひとの意見いけんに目めを通とおす実験じっけんの結果けっかを、28日にち、科学かがく雑誌ざっし「アメリカ科学かがくアカデミー紀要きよう」に発表はっぴょうしました。