日本新聞: 豪雨災害受け防災研究センター設置へ広島大

豪雨ごうう災害さいがい受うけ防災ぼうさい研究けんきゅうセンター設置せっちへ広島ひろしま大だい

Sep 14, 2018 07:09

Furigana

ことし７月しちがつの豪雨ごうう災害さいがいを受うけて、広島ひろしま大学だいがくは、災害さいがいの発生はっせいメカニズムの解明かいめいや住民じゅうみんの避難ひなんにつながる研究けんきゅうなどを進すすめようと、今月こんげつにも防災ぼうさいに特とく化かした研究けんきゅうセンターを設置せっちする方針ほうしんを固かためました。広島ひろしま大学だいがくでは調査ちょうさ団だんを結成けっせいし、今回こんかいの豪雨ごうう災害さいがいについて、土砂どしゃ災害さいがいと洪水こうずい災害さいがいが相次あいついで発生はっせいしたことで被害ひがいが拡大かくだいした「相乗そうじょう型がた豪雨ごうう災害さいがい」と結論けつろんづけています。

広島ひろしま大学だいがくでは、こうした災害さいがいを多角たかく的てきに分析ぶんせきすることで今後こんごの防災ぼうさい対策たいさくに生いかそうと、今月こんげつにも東ひがし広島ひろしま市しのキャンパスに「防災ぼうさい・減げん災わざわい研究けんきゅうセンター」を設置せっちする方針ほうしんを固かためました。

センターには、文系ぶんけいと理系りけいから40人にんほどの研究けんきゅう者しゃが加くわわり、このうち調査ちょうさ研究けんきゅう部門ぶもんでは、相乗そうじょう型がた豪雨ごうう災害さいがいの発生はっせいメカニズムの解明かいめいや、土砂どしゃ災害さいがいを早はやく検知けんちして住民じゅうみんに発信はっしんする技術ぎじゅつの開発かいはつなどを進すすめます。

また、住民じゅうみんに確実かくじつな避難ひなんを促うながす心理しんり学がく的てきなアプローチや、災害さいがい時じに交通こうつうインフラを短期間たんきかんで復旧ふっきゅうするためのモデルケース、それに災害さいがい医療いりょうの在り方ありかたなども研究けんきゅうするということです。さらに、自治体じちたいや企業きぎょうと共同きょうどうで防災ぼうさいや減げん災わざわい対策たいさくの研究けんきゅうを進すすめることで、災害さいがいでの被害ひがいを少すこしでも減へらしたいとしています。