リオデジャネイロオリンピックの
競泳の
日本代表、
古賀淳也選手がドーピング
検査で
禁止薬物に
陽性反応を
示した
問題で、
国際水泳連盟が
4年間の
資格停止処分とする
方針を
固めたことが
関係者への
取材でわかりました。
古賀選手はことし
3月、WADA=
世界アンチドーピング
機構のドーピング
検査で、
筋力増強効果の
ある禁止薬物に
陽性反応を
示し、
5月に
国際水泳連盟から
暫定的な
資格停止処分を
受けました。
古賀選手は「意図的に禁止薬物を摂取したことはない」と主張し、先月、国際水泳連盟の公聴会に出席して、サプリメントに禁止物質が混入していた可能性があるなどとして処分の軽減を求めていましたが、関係者によりますと、国際水泳連盟は古賀選手の主張を認めず、4年間の資格停止処分とする方針を決めたということです。
処分が確定すると、古賀選手は2年後の東京オリンピックへは出場できなくなりますが、処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所に提訴することができます。
古賀選手は埼玉県出身の31歳。
おととしのリオデジャネイロオリンピック、男子400mリレーのメンバーとして日本の48年ぶりの決勝進出に貢献し、ことし4月の日本選手権では男子50m背泳ぎで9連覇を果たしていました。