台風24
号の
高潮などの
影響で
堤防のブロックが
壊れた
沖縄県嘉手納町では、
台風25
号の
接近に
備える準備が
急ピッチで
進められています。
海と
隣接した
沖縄県嘉手納町水釜地区は
高さおよそ3メートルの
堤防が
設置されていますが、
先の
台風24
号の
高潮などの
影響で
海水が
堤防を
乗り越えて
住宅地にまで
押し寄せ、
住宅の
浸水や、
堤防のブロックが
壊れるなどの
被害が
相次ぎました。
3日午前、住民や県の中部土木事務所などは台風25号の接近に備える準備を急ピッチで進めていました。
このうち、台風24号の影響で床上浸水の被害にあった40代の男性は、自宅の周りに土のうを積むなどして対策を進めていました。
また、県の中部土木事務所などは、重機を使ってブロックの撤去作業を進めていました。
中部土木事務所によりますと、護岸の復旧作業は、4日まで2日間かけて行われる予定だということです。
土のうを積んでいた40代の男性は、「家の中まで海水が入ってきたのは初めてで驚いている。できるかぎりの対策をして次の台風に備えたい」と話していました。
県中部土木事務所の奥間章班長は「次の台風も迫っているので被害が出ないように作業を早く進めていきたい」と話していました。
漁船をロープで固定
沖縄県石垣市では、漁業者たちが漁船をロープで固定するなどの対策に追われています。
このうち、登野城漁港では、3日午前、漁業者たちが陸に揚げている漁船をロープで固定して、強風で飛ばされたり倒れたりしないように備えていました。
漁業者の池田福清さん(58)は「台風24号の接近前からずっと海は荒れていて、船を揚げたままにしているので漁にも出られない。天候が回復して早く漁に出たい」と話していました。
宮古島 早めに移動する人で混雑
4日の夜から暴風になる見通しの沖縄県宮古島では、空の便が欠航になる前に早めに島から移動しようと、3日朝から宮古空港の出発ロビーは、観光客などで混雑していました。
搭乗カウンターでは、便の変更やキャンセル待ちの人などが長い列を作っていて、大阪から観光で訪れた男性は、「夕方の便を予約していたが、欠航になるかもしれないので午前10時すぎの便に変更した。大阪でも宮古島でも、台風に遭遇して大変だ」と話していました。