Japanese News: 待機児童解消へ来年度からの4年間で14万人分の受け皿整備へ

待機たいき児童じどう解消かいしょうへ来年度らいねんどからの4年間ねんかんで14万まん人にん分ぶんの受け皿うけざら整備せいびへ

Oct 3, 2020 06:10

Furigana

保育ほいく所しょの空あきを待まつ待機たいき児童じどうを解消かいしょうするため、政府せいふは、来年度らいねんどからの4年間ねんかんで新あらたに14万まん人にん分ぶんの受け皿うけざらを整備せいびする方針ほうしんを固かためました。実現じつげんには、およそ1590億おく円えんが追加ついかで必要ひつようと見込みこまれ、どう財源ざいげんを確保かくほするかが課題かだいとなります。政府せいふは、今年度こんねんど中ちゅうに待機たいき児童じどうをゼロにする計画けいかくでしたが、女性じょせいの就業しゅうぎょう率りつの上昇じょうしょうなどで保育ほいくの需要じゅように受け皿うけざらの整備せいびが追おいつかず、待機たいき児童じどうの解消かいしょうに向むけた新あらたな計画けいかくを策定さくていすることにしています。

そこで全国ぜんこくの自治体じちたいに必要ひつような保育ほいくの受け皿うけざらについて報告ほうこくを求もとめた結果けっか、令りょう和わ6年度ねんど末まつまでの4年間ねんかんで14万まん人にん分ぶんの上積うわづみが必要ひつようなことが分わかり、新あらたに整備せいびする方針ほうしんを固かためました。

政府せいふの試算しさんでは、およそ1590億おく円えんの追加ついか財源ざいげんが必要ひつようだということです。

保育ほいく所しょの運営うんえい費ひは企業きぎょうからの拠出きょしゅつ金きんと消費しょうひ税ぜいの増税ぞうぜい分ぶんでまかなわれていますが、新型しんがたコロナウイルスの流行りゅうこうで経済けいざい状況じょうきょうが厳きびしい中なか、追加ついかの負担ふたんを求もとめることに経済けいざい界かいの理解りかいを得えられるかが焦点しょうてんとなります。

また政府せいふは、幼稚園ようちえんの空あきスペースを小規模しょうきぼ保育ほいくとして活用かつようする際さいの利用りよう定員ていいんをさらに増ふやすことや保育ほいく士し不足ふそくへの対策たいさくとしてやむをえない場合ばあいは、常勤じょうきんの保育ほいく士し1人にんに代かわって2人にんの短みじか時間じかん勤務きんむの保育ほいく士しで対応たいおうすることを認みとめることも検討けんとうしています。