広島県尾道市の県立御調高校の生徒会は教頭を務めていた男性がALSを発症したことをきっかけに、おととしからALSに関する支援活動を行っています。
17日の活動は生徒が球団に手紙を送ったことで実現しました。
広島対中日の試合が行われたマツダスタジアムのコンコースに設置されたALSについて説明するコーナーでは、初期症状として、物がつかめなくなったり、食べ物が飲み込みにくくなったりすることなど、病気の詳細がポスターで紹介されました。
また、ALSの患者などが目の動きでパソコンを操作して、遠隔で動かせるロボットも展示され、訪れた人たちが操作方法などを体験していました。
試合前には、選手たちが「カープ坊や」とこのロボットがデザインされたTシャツを着て練習しました。
Tシャツは販売され、売り上げは難病の支援活動に使われるということです。
生徒会長の宮廻響さんは「大きな会場で活動できてありがたいです。多くの人にALSについて知ってもらいたいです」と話していました。