東京都心の
公園に
生まれたばかりの
赤ちゃんの
遺体を
遺棄したとして
逮捕された
元女子大学生は、「
妊娠を
誰にも
相談していなかった。
当時、
就職活動で
頭がいっぱいでどうするべきか
考えられなかった」
などと
供述していることが
分かりました。
警視庁が
当時の
詳しい状況を
調べています。
神戸市西区の
アルバイト北井小由里容疑者(23)は
去年11
月、
東京 港区東新橋の
区立公園に
自分が
出産した
女の
赤ちゃんを
遺棄した
疑いで1
日、
逮捕されました。
当時、兵庫県内の大学に通っていて就職活動中で、飛行機で羽田空港に到着した直後に子どもが生まれたとみられています。
調べに対して容疑を認めているということですが、さらに「妊娠がわかったあと誰にも相談していなかった。就職活動で頭がいっぱいで赤ちゃんをどうするべきか考えられなかった」などと供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
また、「赤ちゃんには申し訳ないことをした」と話しているということです。
遺体には窒息した痕があり、警視庁は殺人の疑いでも捜査するとともに、容疑者の当時の生活状況などをさらに調べています。
大学の元同級生「頼れる人がいたらと残念に思う」
去年まで容疑者と同じ大学に通っていた男性は、当時の印象について「見た目は派手な感じでしたが、実際はおとなしくて周りにも気をつかえる優しい子という印象です。わいわいと騒ぐほうではなく、授業も1人で受けて黙々と勉強していましたが、仲のよい友達には笑顔をみせていました」と話していました。
また、事件については「悩んでいる様子を見せないようにしていたのかもしれませんが、まさかという気持ちです。ちょうど就職活動でみんなが忙しくて余裕がない時期でしたが、頼れる人がいたらよかったのにと残念に思います。今回のことは間違った判断ですが、彼女なりに苦しかったのではないかと思います」と話していました。