12日午前7時前、広島市西区井口3丁目の住宅街で、「イノシシがはいかいしている」と警察に通報がありました。
警察によりますと、イノシシは近くに住む40代の男性と女性、それに50代の男性を次々と襲い、このうち40代の男性は足をかまれたということです。
3人は病院に搬送され、いずれも軽傷だということです。
現場近くでは、その後も目撃情報が相次ぎ、警察や消防などが捜索を続けたところ、最初の通報から2時間半後の午前9時半ごろ、現場近くの空き地の草むらでイノシシを発見し、地元の猟友会が駆除しました。
イノシシは体長が1メートルほどの成獣だということで、目撃した80代の男性は「想像以上に大きく、近くに住んでいる人は不安だったと思います」と話していました。
警察では、イノシシを目撃しても絶対に近づかず、警察に通報するよう注意を呼びかけています。