ファミリー
レストラン最大手の「
すかいらーくホールディングス」は、
新型コロナウイルスの
影響で
落ち込んでいる
業績の
立て直しに
向け、
不採算店舗など、
およそ200
店を
来年末までに
閉店することになりました。
ただ、
閉店に
伴う人員削減はせず、
グループ内の
配置転換で
雇用を
維持するとしています。
すかいらーくホールディングスは、
新型コロナウイルスの
影響で、
毎月の
売り上げが
前の
年より2
割以上落ち込むなど、
厳しい経営状況が
続いています。
このため会社は経営の立て直しに向けて、来年末までに「ジョナサン」など合わせておよそ200店を閉店することを決めました。
その一方で、採算が見込める新たな出店も進めることから全体としての削減数はおよそ120店になります。
会社では、このほか60店余りを自社で宅配サービスを展開する「ガスト」などに転換し、新型コロナウイルスによる“巣ごもり需要”などをとらえ収益力の強化を図るとしています。
会社は閉店に伴う人員削減は行わない方針で、新たに設ける店舗や設備の点検業務を行う部署に社員を配置転換するなどして雇用を維持するということです。
外食産業は、感染拡大で大きな打撃を受けていて牛丼チェーンの「吉野家ホールディングス」が最大150店舗の閉店を発表しているほか、ファミリーレストラン大手の「ロイヤルホールディングス」も70店舗の閉店を決めるなど、店舗網の見直しが広がっています。