アメリカ大統領選挙で
勝利を
宣言した
民主党のバイデン
前副大統領の
側近は、
トランプ政権が
選挙の
敗北を
認めないことで
政権移行が
円滑に
進まなければ
新政権の
新型コロナウイルス
対策に
遅れが
生じかねないと
強い懸念を
示しました。
これは、バイデン
氏の
側近で、
来年1
月に
発足する
新政権で、
政権の
要となる
大統領首席補佐官への
起用が
発表されたロン・クレイン
氏が、12
日、MSNBC
テレビに
出演して
明らかにしたものです。
この中で、クレイン氏はトランプ政権がこのまま選挙の敗北を認めず政権移行に協力しなければ「影響が出る」と述べ、その具体例として新型コロナウイルス対策を挙げ、ワクチンの供給などの対応に遅れが生じかねないと強い懸念を示しました。
そのうえで、共和党内からも政権移行をめぐるトランプ政権の対応に異議を唱える声が強まっていると指摘するとともに、バイデン氏が政権移行に向けて共和党の議員や州知事とも連絡を取り合っていることを明らかにしました。
さらに、クレイン氏は来年1月の新政権発足後、バイデン氏が、直ちに、アメリカ全土でマスクの着用を義務づける方針や、新型コロナウイルス対策を統括する調整官のポストをホワイトハウスに設ける方針を明らかにし、ウイルス対策に全力を挙げる姿勢を改めて示しました。