Japanese News: 首相旧統一教会による被害者を救済今国会に法案提出へ準備

首相しゅしょう旧きゅう統一とういつ教会きょうかいによる被害ひがい者しゃを救済きゅうさい今こん国会こっかいに法案ほうあん提出ていしゅつへ準備じゅんび

Oct 20, 2022 13:10

Furigana

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいで、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいによる被害ひがい者しゃを救済きゅうさいするために必要ひつような法案ほうあんについて、今いまの国会こっかいへの提出ていしゅつに向むけて準備じゅんびを進すすめる考かんがえを強調きょうちょうしました。

国会こっかいでは、参議院さんぎいん予算よさん委員いいん会かいの基本きほん的てき質疑しつぎが2日にち目めとなりました。

▼公明党こうめいとうの谷合たにあい参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうは、健康けんこう保険ほけん証しょうを2年ねん後ごに廃止はいしし、マイナンバーカードと一体いったい化かした形かたちに切り替きりかえる政府せいふの方針ほうしんについて、「課題かだいは高齢こうれい者しゃなどデジタルギャップがある人ひとにどう取得しゅとくを促うながしていくかで、申請しんせい手続てつづきの簡素かんそ化かも必要ひつようだ。医療いりょう面めんでもカードを取得しゅとくできない人ひとへのきめ細こまやかな対応たいおうを求もとめたい」とただしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、「保険ほけん証しょう廃止はいし後ごも、国民こくみんが必要ひつような保険ほけん診療しんりょうなどを受うけられる環境かんきょうを整備せいびしていくことは言いうまでもない。まずは、デジタル庁ちょうや総務そうむ省しょうを中心ちゅうしんにカードの取得しゅとくを徹底てっていし、すべての人ひとが持もてるように、手続てつづきや様式ようしきの見直みなおしを進すすめていく。さらに、手てもとにカードがない人ひとが必要ひつような保険ほけん診療しんりょうなどを受うける際さいの手続てつづきについても、遺漏いろうのないよう、関係かんけい府ふ省しょうに検討けんとうを指示しじした」と述のべました。

また、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、0歳さいから2歳さいの子こどもがいる世帯せたいなどへの子育こそだて支援しえんについて、「身近みぢかな伴走ばんそう型がたの相談そうだん支援しえんと経済けいざい的てきな支援しえんを合あわせたパッケージを、総合そうごう経済けいざい対策たいさくとその後そのごの補正ほせい予算よさん案あんで早期そうきに対象たいしょう者しゃに届とどけられるよう取り組とりくんでいきたい。そのうえで、継続けいぞく的てきな実施じっしに向むけて、来年度らいねんど予算よさん案あんの編成へんせい過程かていで検討けんとうをしていく」と述のべました。

▼公明党こうめいとうの佐々木ささきさやか氏しは、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいの問題もんだいをめぐり、「被害ひがいの防止ぼうし、救済きゅうさいのためには必要ひつような相談そうだん支援しえんにいかにつなぐかということも重要じゅうようだ。例たとえば高齢こうれい者しゃに関係かんけいする地域ちいき包括ほうかつ支援しえんセンターや、警察けいさつや教育きょういく機関きかんなどが一体いったいとなって作つくる見守みまもりネットワークは悪質あくしつな霊感れいかん商法しょうほうや寄付きふの問題もんだいにも効果こうか的てきではないか」と指摘してきしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、「見守みまもりネットワークを設置せっちする自治体じちたいに対にたいする財政ざいせい面めんでの支援しえんに取り組とりくんでおり、担い手にないての養成ようせい講座こうざを実施じっしするなど地域ちいきでの効果こうか的てきな取り組とりくみの実現じつげんに向むけた政策せいさくに取り組とりくんでいる。こうした見守みまもりや消費しょうひ生活せいかつ相談そうだんの体制たいせい強化きょうかを通をつうじて、霊感れいかん商法しょうほうや悪質あくしつな寄付きふの問題もんだいの解決かいけつにもつなげていきたい」と述のべました。

▼日本にっぽん維新いしんの会かいの音喜多おときた政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいによる高額こうがくな献金けんきんなどの被害ひがい者しゃ救済きゅうさいに向むけた法ほう整備せいびについて、「岸田きしだ総理そうり大臣だいじんも内心ないしんは覚悟かくごを持もって、決断けつだんされていると思おもう。われわれも協力きょうりょくし、与野党よやとうの協議きょうぎ会かいも立ち上たちあがる。『今こん国会こっかいを念頭ねんとうに』というあいまいな答弁とうべんではなくて、総理そうり大臣だいじんのリーダーシップで、今いまの国会こっかい中ちゅうの立法りっぽう、法ほう改正かいせいを行おこなうと明言めいげんし、国民こくみんの不安ふあんを払拭ふっしょく（ふっしょく）するべきだ」とただしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、「準備じゅんびができたものはこの国会こっかいに提出ていしゅつするのは当然とうぜんだと思おもっている」と述のべました。

また、河野こうの消費しょうひ者しゃ担当たんとう大臣だいじんは、「新法しんぽうがいいのか改正かいせい法ほうがいいのかを含ふくめて検討けんとうする。国会こっかいでも法案ほうあんについて協議きょうぎ会かいが設もうけられ、議論ぎろんすると聞きいているので、ひょうそくを合あわせ、しっかり準備じゅんびをしていきたい」と述のべました。

一方いっぽう、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいの関連かんれん団体だんたいと自民党じみんとうの国会こっかい議員ぎいんが、国政こくせい選挙せんきょ前まえに「政策せいさく協定きょうてい」を結むすんでいたと報ほうじられたことについて、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、「自民党じみんとうでは、各かく議員ぎいんからそれぞれの接点せってんについて、8項目こうもくに分わけて報告ほうこくを受うける形かたちをとっていた。指摘してきされている点てんがどこにあたると判断はんだんしたのかなど、それぞれの議員ぎいんの考え方かんがえかたも確認かくにんしなければならない。政党せいとうとしてしっかり整理せいりして実態じったいを把握はあくすることにこれからも努つとめていきたい」と述のべ、旧きゅう統一とういつ教会きょうかいとの関係かんけいをめぐり、自民党じみんとうが行おこなった調査ちょうさ項目こうもくに含ふくまれているかどうかなど、確認かくにんする考かんがえを示しめしました。