大量の
個人情報が
入った
神奈川県庁のハードディスクがネットオークションに
出品された
問題で、
別のディスクを
盗み出したとして
逮捕された
データ消去会社の
元社員が「
親の
治療費が
必要だった」と
社内調査で
説明していることが
会社への
取材で
分かりました。
警視庁は
動機を
詳しく
調べるとともに
被害の
全容を
解明する
方針です。
この問題で、
神奈川県庁で
使用されたハードディスク18
個の
廃棄などを
請け負った
東京・
中央区の
データ消去会社の
元社員、
高橋雄一容疑者(51)は、
別のハードディスク12
個を
盗み出した
疑いで
逮捕され、8
日、
検察庁に
送られました。
これまでの調べで、神奈川県庁の件についても認めたうえで、「入社直後の3年ほど前から始めた。毎日のように持ち出した」と供述していますが、具体的な手口について、ハードディスクはデータ消去室から持ち出し、「事務所近くのコンビニから落札者に発送していた」と社内調査で説明していることが会社への取材で分かりました。
さらに、動機については「金目的だった。親の治療費が必要だった」と説明しているということです。
警視庁は動機について詳しく調べるとともに、3年余りの長期間にわたる被害の全容を解明することにしています。