ことし10
月、
大阪 寝屋川市の
病院で、がんで
入院していた70
歳の
女性が
死亡し、
警察は
医療用のモルヒネが
過剰に
投与された
疑いが
あるとして、
詳しいいきさつを
調べています。ことし10
月、
寝屋川市に
ある大阪府結核予防会大阪病院で、
肺がんの
治療のため
入院していた70
歳の
女性が
死亡しました。
病院側によりますと、女性は医療用のモルヒネを機械で投与されていましたが、意識を失っているのを看護師が見つけ、その後、死亡したということです。
連絡を受けた警察が状況を詳しく調べた結果、女性はモルヒネの急性中毒で死亡した疑いがあることが分かったということです。
病院の運営法人は取材に対し、モルヒネの投与量を調整する機械のダイヤルが、適切な量を大幅に上回る設定になっていたと説明し、看護師が誤ってダイヤルに触れ、設定が変わってしまった可能性があるとしています。
警察はモルヒネが過剰に投与された業務上過失致死の疑いがあるとして、病院の関係者から話を聴くなど詳しいいきさつを調べています。
大阪府結核予防会大阪病院は「亡くなられた方には心からご冥福をお祈り申し上げます。捜査には全面的に協力していきます。病院でも調査を進め、再発防止に向け努力していきます」とコメントしています。