平成から
令和となったことし
1年の
世相を
漢字ひと
文字で
表す「
今年の
漢字」が
京都の
清水寺で
発表され、
新しい元号、
令和の「
令」の
文字が
選ばれました。「
今年の
漢字」は、
京都に
本部が
ある日本漢字能力検定協会が
その年の
世相を
表す漢字ひと
文字を
一般から
募集し、
最も多かった
字が
選ばれます。
平成が終わり、元号が令和になったことしは、21万6000余りの応募の中から、令和の「令」の文字が選ばれ、京都市東山区の清水寺で森清範貫主が大きな和紙に筆で書き上げました。
協会は「令」が選ばれた理由として新しい元号の「令」和に明るい時代を願う国民の思いが集約されたとしています。さらに法「令」改正による消費増税や芸能界で起きた闇営業、薬物使用などの問題で法「令」順守が重視されたこと、自然災害で警報や避難勧告の発「令」が相次いだことも挙げています。
清水寺の森清範貫主は、「元号がかわり、皆さんの気持ちが新しくなったのではないかと思う。これからの時代も皆で仲よく、力を合わせて生きていかなければいけないと改めて感じた」と話していました。
2番目に多かったのは新しいの「新」、3番目は令和の「和」でした。
官房長官「『桜』は見たくない」
菅官房長官は、午後の記者会見で「ことしは私自身、歴史的な巡り合わせで元号発表に携わることができたと思っている。そうした意味で、私にとっては、たぶん『令』か『和』ではないかなと思っていた。『令』が選ばれたということだが、なるほどなと思っている」と述べました。
そのうえで、記者団が「最近は、記者会見でも国会でも桜を見る会ばかり聞かれているが『桜』という漢字についてはどう思うか」と質問したのに対し、菅官房長官は「見たくも聞きたくもない」と苦笑しながら応じました。