17
日夜、
川崎市の
首都高速道路・
湾岸線のトンネル
内で、
走行中の
トラックから
火が
出て、
高速バスなど車15
台が
絡む事故が
起きました。
高速バスの
運転手1人が
死亡した
ほか、22
人が
病院に
搬送されて
手当てを
受けています。17
日午後11
時ごろ、
川崎市川崎区の
首都高速道路・
湾岸線の
川崎航路トンネルで、
走行中の
トラックから
火が
出ました。
トラックは道路脇に停車し、運転手は逃げて無事でしたが、この影響で付近を走行していた高速バスが別のトラックに追突するなど合わせて車15台が絡む事故が起きました。
警察などによりますと、高速バスの運転手の50代の男性が死亡したほか、10代から60代の男女合わせて22人が煙を吸い込んだり打撲したりして病院に搬送され、手当てを受けています。
現場は海底トンネルの中の片側3車線の直線道路で、トンネルの出口からはおよそ1キロほど離れていて、煙を吸い込まないよう換気所に避難した人もいたということです。
この事故で首都高速道路・湾岸線の東扇島インターチェンジと浮島ジャンクションの間の上りは、およそ9時間にわたって通行止めとなりました。
トンネルの天井近くまで炎
後続の車に乗っていた女性が、事故の後に撮影した映像では、複数の車がトンネルの中でハザードランプをつけて停車し、車列の先では、天井近くまで炎が上がっている様子が確認できます。
現場には複数のパトカーや救急車が駆けつけていました。
撮影した女性は「目の前の車が急に止まり、トンネルの奥を見ると炎が上がっていました。後ろにも車がいたので動きようがなく、およそ3時間後に警察の誘導でトンネルから出られましたが、それまではとても不安でした」と話していました。
高速バス会社 「けが人など確認中」
事故にあった高速バスの運行会社によりますと、バスは横浜市から千葉県木更津市に向かう途中だったということです。
運転手の容体や乗客の人数、それにけがをした人がいるかどうかなどについては、詳しい情報が入っておらず確認中だということです。