北朝鮮が
アメリカへの「
クリスマスの
プレゼント」として、
非核化交渉における
不満を
示す何らかの
措置をとる
可能性を
示唆していることについて、アメリカ
太平洋空軍の
司令官は、
北朝鮮が
長距離弾道ミサイルを
発射する
可能性があるとの
認識を
明らかにしました。
北朝鮮は、
アメリカとの
非核化交渉をめぐり
一方的に
年末を
期限として
制裁の
解除などの
譲歩を
迫り、「
クリスマスの
プレゼントに
何を
選ぶかは、すべてアメリカの
決心にかかっている」として、
打開策が
示されなければ
何らかの
措置をとる
可能性を
示唆しています。
これについて、アメリカ太平洋空軍のブラウン司令官は17日、アメリカの一部メディアと会見し、「この数週間の北朝鮮の発言とさまざまな実験は、何らかの活動が行われていることを示している」と述べました。
そのうえで、「私が贈り物として予想するのは何らかの種類の長距離弾道ミサイルだ」と述べ、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射する可能性があるとの認識を明らかにしました。
一方で、ブラウン司令官は「さまざまな事態が起こりうる」とも述べ、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射の再開を宣言するものの、実際には発射しないこともありえると指摘しました。
そして、「われわれの任務は外交努力を支えることだが、それが失敗に終われば準備を整えなければならない」と述べ北朝鮮のあらゆる挑発に備え即応体制を維持する考えを強調しました。