女子じょしは伊藤いとう 男子だんしは張本ちょうほんが優勝ゆうしょう 卓球たっきゅうジャパントップ12

女子じょしの決勝けっしょうは、伊藤いとう選手せんしゅがシングルスの代表だいひょうを逃のがした同おなじ19歳さいの平野ひらの美宇びう選手せんしゅと対戦たいせんしました。伊藤いとう選手せんしゅは第だい１いちゲームを落おとし、第だい２にゲームも先さきにゲームポイントを握にぎられました。

しかしタイミングを外はずす巧たくみなショットや厳きびしいコースをついてポイントを奪うばい、13対たい11で取とりました。

伊藤いとう選手せんしゅは第だい３さんゲームも奪うばい、第だい４よんゲームはデュースにもつれる競り合せりあいとなりましたが、最後さいごは得意とくいのサーブでポイントし、17対たい15で取とりました。第だい５ごゲームも奪うばった伊藤いとう選手せんしゅは、平野ひらの選手せんしゅにゲームカウント４よん対たい１いちで勝かって、この大会たいかい初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

男子だんしの決勝けっしょうは、ともに東京とうきょうオリンピック、シングルスの代表だいひょう入いりを確実かくじつにしている張本ちょうほん選手せんしゅと丹羽にわ孝たかし希まれ選手せんしゅの対戦たいせんになりました。

張本ちょうほん選手せんしゅは第だい１いちゲームを奪うばった後のち、第だい２にゲームは３さん対たい８はちとリードされましたが、強化きょうかしているフォアハンドを決きめるなどして６ろく連続れんぞくポイントを奪うばって逆転ぎゃくてんし、11対たい９きゅうで取とりました。

その後そのごも力強ちからづよいフォアハンドなどで丹羽にわ選手せんしゅを圧倒あっとうした張本ちょうほん選手せんしゅはゲームカウント４よん対たい０ぜろのストレート勝がちで２に連覇れんぱを果はたしました。

張本ちょうほん「積み重つみかさねが来年らいねんに生いきてくる」

張本ちょうほん選手せんしゅは「少すこし疲つかれもあったが、今いま、持もっている技術ぎじゅつで何なんとか優勝ゆうしょうできた。決勝けっしょうで対戦たいせんした丹羽にわ選手せんしゅとはことし４よん回かい目めの対戦たいせんで、毎回まいかいどうなるのか予想よそうがつかないので、入念にゅうねんに準備じゅんびしたが、第だい２にゲームで５ご点てん差さから逆転ぎゃくてんできたのがいちばんよかった」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

そして、オリンピックの代表だいひょう争あらそいが続つづいたことし１いち年ねんを振り返ふりかえり、「自分じぶんにとっては来年らいねんに向むけて試ためされる１いち年ねんだった。前半ぜんはんの夏なつまではずっと苦くるしかったが、その後そのご、練習れんしゅうの成果せいかが出でて10月つき以降いこうはいいプレーができている。この調子ちょうしで東京とうきょうオリンピックが行おこなわれる来年らいねん８月はちがつまで突き抜つきぬけたい」と手応てごたえを話はなしました。

そのうえで「来年らいねんはことしよりもたくさん笑わらっていられる１いち年ねんにしたい。東京とうきょうオリンピックで金メダルきんめだるを取とる確率かくりつを上あげるためには、目めの前まえの大会たいかいの一ひとつ一ひとつの試合しあいに勝かって優勝ゆうしょうすることだと思おもうし、その積み重つみかさねがオリンピックに生いきてくると思おもう」と来年らいねんに向むけた抱負ほうふを話はなしました。

丹羽にわ「自分じぶんが強つよくなって東京とうきょうでメダルを」

準じゅん優勝ゆうしょうだった丹羽にわ孝たかし希まれ選手せんしゅは「きょうは優勝ゆうしょうした張本ちょうほん選手せんしゅがミスの少すくないプレーで強つよすぎました」と相手あいてをたたえました。

そして代表だいひょう争あらそいをしたことし１いち年ねんを振り返ふりかえって「国際こくさい大会たいかいに20大会たいかいほど出場しゅつじょうした。途中とちゅう、７なな大会たいかい連続れんぞくで１いち回戦かいせんで敗やぶれ、つらい時期じきもあったが、最後さいごにいい成績せいせきを残のこして代表だいひょう争あらそいを終おえることができてよかった」と話はなしました。

そのうえで東京とうきょうオリンピックの代表だいひょう入いりを確実かくじつにしたことについて「代表だいひょう入いりした実感じっかんは最初さいしょはなかったが、２に、３さん日にち後ごにうれしさが出でてきた。目標もくひょうは団体だんたいでのメダル獲得かくとくで、自分じぶんが強つよくなれば団体だんたいでメダルを取とれる可能かのう性せいは高たかくなると思おもっているので頑張がんばりたい」と意気込いきごみを語かたりました。