日本新聞: 浸水被害で住民説明会対策求める声相次ぐ東京世田谷区

浸水しんすい被害ひがいで住民じゅうみん説明せつめい会かい対策たいさく求もとめる声こえ相次あいつぐ東京とうきょう世田谷せたがや区く

Dec 22, 2019 18:12

Furigana

台風たいふう19号ごうで住宅じゅうたくが水みずにつかる被害ひがいが相次あいついだ東京とうきょう世田谷せたがや区くで、区くによる住民じゅうみんへの説明せつめい会かいが開ひらかれ、参加さんか者しゃから浸水しんすい対策たいさくや避難ひなん所しょの運営うんえいなどについて対策たいさくを求もとめる声こえが相次あいつぎました。東京とうきょう世田谷せたがや区くは台風たいふう19号ごうで多摩川たまがわ沿ぞいを中心ちゅうしんに水みずにつかり、全壊ぜんかいの住宅じゅうたくが１いち棟むね、半壊はんかいと一部いちぶ損壊そんかいの住宅じゅうたくが合あわせて560棟むねに上のぼっています。

区くは、り災りさい証明しょうめいの発行はっこうなどが一段落いちだんらくしたため、21日にちから住民じゅうみんへの説明せつめい会かいを始はじめ、２に回かい目めの22日にちは多摩たま川がわに近ちかい二子ふたご玉川たまがわ小学校しょうがっこうにおよそ280人にんが集あつまりました。

はじめに区くの担当たんとう者しゃが浸水しんすいが広ひろい範囲はんいに及およんだ原因げんいんについて、多摩たま川がわの水門すいもんを閉しめたことで内水うすい氾濫はんらんが起おきたことや逆ぎゃくに、閉しめなかった水門すいもんがあったため多摩たま川がわの水みずが水門すいもんから住宅じゅうたく地ちにあふれたなど、複数ふくすうの可能かのう性せいがあると説明せつめいしました。

このあとの質疑しつぎ応答おうとうでは、住民じゅうみんから「浸水しんすい被害ひがいの再発さいはつ防止ぼうしにむけてしっかりと検証けんしょうしてほしい」とか、「もっと多おおくの避難ひなん所しょを開設かいせつできたのはないか」といった要望ようぼうが相次あいつぎました。

マンションの１いち階かいの部屋へやが床上ゆかうえまで水みずにつかったという男性だんせいは「もう少もうすこし早はやめに行政ぎょうせいから説明せつめいがほしかったです。同おなじような雨あめが降ふったときにどうなるか不安ふあんですが、行政ぎょうせいが対策たいさくをとってくれると信しんじるしかありません」と話はなしていました。