カジノを
含むIR・
統合型リゾート
施設などを
担当する
国土交通省や
内閣府の
副大臣を
務めていた
自民党の
秋元司衆議院議員が、
IRへの
参入を
目指していた
中国企業から
現金数百万円の
賄賂を
受け取っていた
疑いが
あるとして
東京地検特捜部はさきほど
収賄の
疑いで
秋元議員を
逮捕しました。
秋元議員は24
日夜、
NHKの
取材に対し、「
企業側から
陳情を
受けたり
便宜を
図ったりしたことは
一切ない」
などと
不正への
関与を
強く
否定していました。
逮捕されたのは
国土交通省や
内閣府などの
元副大臣で
自民党の
衆議院議員、
秋元司容疑者(48)です。
関係者によりますと秋元議員はIR・統合型リゾート施設などを担当する国土交通省や内閣府の副大臣を務めていましたが、おととしIRへの参入を目指していた中国企業から現金数百万円の賄賂を受け取った収賄の疑いがあるということです。
東京地検特捜部は中国企業の日本人の顧問が海外から数百万円の現金を国内に不正に持ち込んだ疑いがあるとして外国為替法違反の疑いで捜査を進め、今月19日には関係先として秋元議員の事務所などを捜索していました。
特捜部は25日、秋元議員に出頭を要請し取り調べを進めていましたが、さきほど収賄の疑いで秋元議員を逮捕しました。
秋元議員は副大臣就任後のおととし12月、中国・深センにあるこの企業の本社を訪問し経営トップと面会したほか、去年2月には、この中国企業がIRの誘致計画に投資する意向を示していた北海道留寿都村を訪れ、村長や北海道庁の幹部らと面会していました。
特捜部はIRへの参入をめぐる癒着の実態解明を進めるものとみられます。
秋元議員は24日夜、NHKの取材に応じ「企業側から陳情を受けたり便宜を図ったりしたことは一切なくカネを受け取ったこともない」などと説明し不正への関与を強く否定していました。