総理大臣主催の「
桜を
見る
会」をめぐり、
平成18
年に
内閣府が
作成した
招待者の
内訳が
書かれた
文書に「
総理大臣」という
区分と「60」の
番号が
記されていたことについて、
菅官房長官は、
過去に
総理大臣の
区分や
番号が
存在していたという
認識を
示しました。
「桜を見る会」をめぐって、平成18年に内閣府が作成し、国立公文書館に保管されていた文書が24日公開され、この中には、前年の平成17年に開かれた会の招待者の内訳が書かれた文書も含まれ、「総理大臣」という区分で737人が招待され、区分の番号が「60」と記されています。
これについて菅官房長官は、記者会見で、「国立公文書館の資料は10年以上前のもので確認は難しいが、事務方によれば『当時はそういうことだったのではないか』と報告を受けている」と述べ、過去に総理大臣の区分と番号が存在していたという認識を示しました。
そのうえで、その後の区分や番号の取り扱いについて、菅官房長官は、「過去の取り扱いも含め、内閣府が関係者に確認したところ、『個別の番号は定かでないが、政府が提出している資料の60番台は、従来から官邸や与党の関係だったと思う』とのことだった」と述べるにとどめました。
「60」という番号は、オーナー商法で多額の資金を集め経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長が、顧客を勧誘する際に示していた平成27年の「桜を見る会」の受付票とされる資料にも記されていて、野党側は、安倍総理大臣との関連を追及しています。