IR・
統合型リゾート
施設の
事業をめぐって
秋元司衆議院議員が
逮捕された
汚職事件で、
贈賄側の
中国企業の
元顧問らが
秋元議員に
賄賂を
渡したとされる
3年前の
衆議院選挙の
時期に、
ほかにも
複数の
国会議員に
現金を
配っていたことを
伺わせる
メモが
残されていたことが
関係者への
取材で
分かりました。
東京地検特捜部は、ほかの
国会議員に
実際に
現金が
渡っていたのか
どうかを
含め
資金の
流れを
慎重に
調べているものとみられます。
IRなどを
担当する
内閣府の
副大臣だった
衆議院議員の
秋元司容疑者(48)は、
IRへの
参入を
目指していた
中国企業の「500ドットコム」
側から
3年前の
平成29
年9月、
現金300
万円の
賄賂を
受け取ったなどとして
収賄の
疑いが
持たれています。
関係者によりますと、中国企業の元顧問らは3年前に衆議院が解散される直前の9月下旬に、海外から航空機で1000万円を超える現金を国内に持ち込み、このうち300万円を秋元議員に賄賂として渡していたとみられています。
そして同じ時期に秋元議員以外にも複数の国会議員に現金を配ったことを伺わせるメモを、中国企業の元顧問が残していたことが新たに分かりました。
こうしたメモは電子データで残されていて、ほかにも中国企業の日本法人の元取締役が「選挙資金の名目で金を配る必要がある」などと本社に伝えた際のやり取りも残されていたということです。
東京地検特捜部は、秋元議員以外の国会議員に実際に現金が渡っていたのかどうかを含め、資金の流れを慎重に調べているものとみられます。
弁護士によりますと、秋元議員は容疑を全面的に否認しているということです。