東京オリンピックイヤーの
幕開けに
合わせて、
JOC=
日本オリンピック
委員会の
山下泰裕会長が
NHKの
インタビューに
応じ、「
金メダル30
個」という
高い目標の
実現へ
向け
手応えを
口にしました。ことし
行われる
東京オリンピックに
向けて
JOCは
金メダルの
数で
過去最多の「30
個」という
高い目標を
掲げ、
選手強化に
取り組んでいます。
これについて山下会長は1984年のロサンゼルス大会の柔道で金メダルを獲得したみずからの経験を踏まえて、「私の好きなことばの1つに『人生成功のカギは目標設定にある』というものがある。私がオリンピックで優勝できた理由は『オリンピックに出場し、日の丸を仰ぎ見ながら、君が代を聞く』という夢を中学2年生から持ち続けて来たことだ。目標の実現が難しければ難しいほど逆にやりがいがある」と高い目標を掲げることのメリットを語りました。
そのうえで「選手たちが思い切りチャレンジできる環境をつくっていくことがいちばん大事だと思っている。選手がみずからやってきたことを信じ、仲間を信じてひたむきにプレーすれば間違いなく到達する」と実現への手応えを口にしました。
またオリンピックのあとに残すべき「レガシー=遺産」については「スポーツ界がよりよい社会を作ることに対し、どう関わっていくのか。オリンピック・パラリンピックに費やしたお金が後々、国民に還元される形を作っていかなければいけない」と述べ、多くの国民がスポーツに取り組める仕組みづくりにJOCとして積極的に取り組む考えを強調しました。