日本新闻: ゴーン被告の会見「逃亡を正当化到底看過できない」森法相

ゴーン被告ひこくの会見かいけん「逃亡とうぼうを正当せいとう化か到底とうてい看過かんかできない」森もり法相ほうしょう

Jan 9, 2020 04:01

Furigana

保釈ほしゃく中ちゅうに中東ちゅうとうのレバノンに逃亡とうぼうした日産にっさん自動車じどうしゃの元もと会長かいちょう、カルロス・ゴーン被告ひこくが逃亡とうぼう後ご、初はじめて記者きしゃ会見かいけんし、日本にっぽんの司法しほう制度せいどを批判ひはんしたことについて、森もり法務ほうむ大臣だいじんは、「逃亡とうぼうを正当せいとう化かするため、誤あやまった事実じじつをことさらにけんでんするもので、到底とうてい看過かんかできない」と強つよく批判ひはんしました。森もり法務ほうむ大臣だいじんは、9日にち午前ごぜん１いち時じ前まえに法務省ほうむしょうで臨時りんじに記者きしゃ会見かいけんし、「ゴーン被告ひこくは、嫌疑けんぎがかかっている経済けいざい犯罪はんざいについて、潔白けっぱくだというのであるなら、司法しほうの場ばで正々堂々せいせいどうどうと無罪むざいを証明しょうめいすべきだが、国外こくがいに逃亡とうぼうし、刑事けいじ裁判さいばんそのものから逃避とうひした。どの国くにの制度せいどのもとでも許ゆるされることではない」と指摘してきしました。

そして、ゴーン被告ひこくが日本にっぽんの司法しほう制度せいどを批判ひはんしたことについて、「逃亡とうぼうを正当せいとう化かするため、国内外こくないがいに向むけて、わが国わがくにの法ほう制度せいどや運用うんようについて、誤あやまった事実じじつをことさらにけんでんするもので、到底とうてい看過かんかできない」と強つよく批判ひはんしました。

そのうえで、森もり大臣だいじんは、日本にっぽんの司法しほう制度せいどについて、「身柄みがら拘束こうそくに関にかんする不服ふふく申し立もうしたて制度せいどもあり、罪つみ証しょう隠滅いんめつのおそれがなければ、妻つまとの面会めんかいなども許ゆるされる。すべての刑事けいじ事件じけんにおいて、被告ひこく人じんに公平こうへいな裁判所さいばんしょで公開こうかいで裁判さいばんされる権利けんりが保障ほしょうされている」と強調きょうちょうしました。

そして、「わが国わがくにの刑事けいじ司法しほう制度せいどが世界中せかいじゅうの皆様みなさまに正ただしく理解りかいされるように今後こんごも情報じょうほう提供ていきょうを行おこない、疑問ぎもんに答こたえていく。ゴーン被告ひこくは、主張しゅちょうすべきことがあるのであれば、わが国わがくにの刑事けいじ司法しほう制度せいどにおいて公正こうせいな裁判所さいばんしょの判断はんだんを仰あおぐことを強つよく望のぞむ」と述のべました。