イギリス
議会下院は、
9日、
EU=
ヨーロッパ連合からの
離脱に
必要な
関連法案について
採決を
行い、
賛成多数で
可決しました。
法案は
今後、
議会上院の
審議などをへて
成立する
見通しで、
EUの
議会の
承認を
得た
上で、イギリスは
今月31
日に
EUから
離脱することになります。イギリス
議会下院は
9日、
EUからの
離脱に
必要な
関連法案について
採決を
行い、
賛成330
票、
反対231
票の
賛成多数で
可決しました。
議会下院は先月の総選挙の結果、与党・保守党が議席の過半数を確保していて、大差での可決となりました。
法案はこのあと上院での審議などをへて近く成立する見通しで、EUの議会の承認を得たうえで、イギリスは今月31日にEUから離脱することになります。
今回の法案には、離脱後の急激な変化を避けるために設けられている、今年12月末までの「移行期間」について、延長することを禁止する条項が盛り込まれています。
イギリスは「移行期間」中に、EUとの間で包括的な自由貿易協定を締結したい考えですが、EU側は1年足らずの短期間で合意に達することは難しいとしており、離脱後も、双方の厳しい交渉が続くとみられます。