日本新聞: センター試験は来年から「共通テスト」へ試験はこう変わる

センター試験しけんは来年らいねんから「共通きょうつうテスト」へ試験しけんはこう変かわる

Jan 19, 2020 18:01 3

Furigana

31年間ねんかん続つづいた大学入試センターだいがくにゅうしせんた-試験しけんは、来年らいねんから「大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテスト」という新あらたな入試にゅうしになります。

思考しこう力りょく判断はんだん力りょく問とうものが増ふえる

受験じゅけん料りょうは、３さん教科きょうか以上いじょうの場合ばあい、今いまのセンター試験しけんと同おなじ１いち万まん8000円えんとなる見込みこみです。

試験しけんの内容ないようは、当初とうしょ、入試にゅうし改革かいかくの２に本ほん柱ばしらとして、導入どうにゅうされる予定よていだった英語えいごの民間みんかん試験しけんと国語こくごと数学すうがくの記述きじゅつ式しき問題もんだいが見送みおくりとなったため、大おおきく変かわることはないですが、マークシート方式ほうしきであっても、思考しこう力りょくや判断はんだん力りょくなどを問とうものが増ふえるということです。

一方いっぽう、英語えいごは、これまで出題しゅつだいされていた発音はつおんやアクセント、さらに、単語たんごを並ならべ替かえるといった問題もんだいは共通きょうつうテストでは扱あつかわれず、配点はいてんも、これまで「筆記ひっき」が200点てん、「リスニング」が50点てんだったのが、それぞれ100点てんずつに変更へんこうされます。

また、国語こくごと数学すうがくも、配点はいてんや試験しけん時間じかんが変更へんこうされる予定よていでしたが、記述きじゅつ式しき問題もんだいの導入どうにゅうが見送みおくられたため、大学入試センターだいがくにゅうしせんた-は、近ちかく新あらたな方針ほうしんを示しめすとしています。

生徒せいと「過去かこ問といなく難易なんい度どわからない」「対策たいさく練ねるため早はやく発表はっぴょうを」

来年らいねん、共通きょうつうテストに臨のぞむ高校こうこう２に年ねんの女子じょし生徒せいとは「今いままでは、英語えいごの民間みんかん試験しけんや記述きじゅつ式しき問題もんだいがどうなるか、うわさが飛び交とびかう中なか、不安ふあんな面めんもあったが配点はいてんなどが少すこし明あきらかになってきた。過去かこ問といもなく、難易なんい度どもわからないが自分じぶんなりに頑張がんばっていきたい」と話はなしていました。

また、別べつの高校こうこう２に年生ねんせいは「入試にゅうしをめぐるバタバタが長ながく続つづいたが、自分じぶんのペースでやっていきたい。ただ、科目かもくによっては細こまかい部分ぶぶんが決きまっていないので、対策たいさくが練ねるため早はやく発表はっぴょうしてほしい」と話はなしていました。

進学しんがく塾じゅく「名称めいしょう変かわるがあまり違ちがいない」

東京とうきょう渋谷しぶや区くの進学しんがく塾じゅく、ＹわいーＳＡＰＩＸは、５ご年ねん前まえから思考しこう力りょくや表現ひょうげん力りょくを鍛きたえるための出題しゅつだいに力ちからを入いれてきました。

去年きょねん10月つきにも、高校こうこう１いち年生ねんせい向むけの試験しけんで、体からだの不自由ふじゆうな人ひとの進学しんがくについて自分じぶんの意見いけんを200字じ以内いないで答こたえさせる問題もんだいを出だしたといいます。

ところが先月せんげつ、文部もんぶ科学かがく省しょうが記述きじゅつ式しき問題もんだいの導入どうにゅうを見送みおくったため、今後こんごの試験しけん問題もんだいはいったん白紙はくしに戻もどして検討けんとうしているということです。

奥村おくむら直ただし生なま本部ほんぶ長ちょうは「英語えいごの民間みんかん試験しけんや記述きじゅつ式しき問題もんだいが見送みおくりとなったので来年らいねんはセンター試験しけんから名称めいしょうは変かわるが、実じつはあまり違ちがいがないのかなと思おもう。入試にゅうしをめぐる騒さわぎはあったが、各かく大学だいがくが求もとめる力ちからに対応たいおうした勉強べんきょうを進すすめていきたい」と話はなしていました。