奈良市の
男性職員が
駅のホームから
向かいのホームに
飛び
移ろうとして
線路に
落ちる動画がインターネット
上に
投稿され、
拡散していることがわかりました。
奈良市は「
市の
信頼を
失墜する
行為だ」として
処分を
検討しています。
奈良市と
近鉄によりますと、
動画は
近鉄奈良駅の
降車専用ホームで
撮影されたとみられ、
男性が
走り幅跳びのように
およそ3メートル離れた
向かいのホームに
飛び
移ろうとして
線路に
転落し、
はい上がる様子が
写っています。
動画はインターネット上に投稿されて拡散し、20日午後5時の時点で200万回以上、再生されています。
18日、奈良市に問い合わせがあり、写っていた人物と似ている道路建設課の30歳の男性職員に確認したところ、自分だと認めたということです。
男性職員は「友人と酒を飲んだ帰りに、ひと駅乗り過ごし、ホームを移ろうとやってしまった。軽率だった」と話しているということです。
職員は撮影時期は覚えていないということですが、電車のデザインなどから去年3月までの3年余りの間とみられています。
動画は友人が閲覧できる人を限定してインスタグラムに投稿しすぐに削除したということで、その後、動画が拡散した理由はわからないということです。
奈良市は「市の信頼を失墜する行為だ」として、職員の処分を検討しています。
近鉄広報部は「重大事故につながるおそれがあり、このような行為は絶対にやめてもらいたい」としています。
「人としてどうかと思う」
動画について近鉄奈良駅では批判の声が聞かれました。
奈良県田原本町の30代の男性は「このような行為をする人は駅で見たことがない。公務員としてどうというよりも、人としてどうかと思う」と話していました。
奈良市の60代の女性は「恥ずかしいことだ。ホームを飛び越えることも、それを撮影することもしてはいけない」と話していました。
東京に住む40代の中国籍の女性は「外国人の観光客が知ったら、マナーを守る日本人というイメージが崩れるのではないか」と話していました。