日本新聞: 温泉地の旅館など無断キャンセル相次ぐ被害額約250万円栃木

温泉おんせん地ちの旅館りょかんなど無断むだんキャンセル相次あいつぐ被害ひがい額がく約やく250万まん円えん栃木とちぎ

Jan 20, 2020 18:01

Furigana

栃木とちぎ県内けんないの温泉おんせん地ちにある少すくなくとも７ななつの宿泊しゅくはく施設しせつで、正月しょうがつに宿泊しゅくはく予約よやくの無断むだんキャンセルが相次あいつぎ、被害ひがいは合あわせておよそ250万まん円えんに上のぼることが旅館りょかんやホテルで作つくる組合くみあいなどへの取材しゅざいでわかりました。施設しせつ側がわでは警察けいさつに相談そうだんしていて、賠償ばいしょうを求もとめることも検討けんとうしているということです。栃木とちぎ県けん旅館りょかんホテル生活せいかつ衛生えいせい同業どうぎょう組合くみあいによりますと、被害ひがいに遭あったのは那須塩原なすしおばら市しの旅館りょかん「湯ゆ守田もりた中屋ちゅうや」など那須塩原なすしおばら市しと日光にっこう市し、それに那須なす町まちのいずれも温泉おんせん地ちにある少すくなくとも合あわせて７ななつの旅館りょかんやホテルです。

いずれもことし１月いちがつ２に日にちもしくは３さん日にちから１いち泊はくの日程にっていで露天ろてん風呂ふろ付つきの高額こうがくな部屋へやに10人にんが宿泊しゅくはくするという内容ないようで予約よやくされましたが客きゃくは来こず、被害ひがい額がくは合あわせておよそ250万まん円えんに上のぼるということです。

これらの予約よやくは去年きょねん８月はちがつから11月つきの間まに、同おなじ名前なまえと住所じゅうしょを名乗なのる人物じんぶつからいずれも電話でんわで行おこなわれましたが、無断むだんキャンセルのあと、その番号ばんごうは通つうじなくなっているということです。

施設しせつ側がわでは警察けいさつに相談そうだんするとともに、予約よやくした人物じんぶつを特定とくていして損害そんがい賠償ばいしょうを求もとめることを検討けんとうしているということです。

栃木とちぎ県けん旅館りょかんホテル生活せいかつ衛生えいせい同業どうぎょう組合くみあいの理事りじで被害ひがいに遭あった「湯ゆ守田もりた中屋ちゅうや」の田中たなか佑たすく治ち専務せんむは「男性だんせいの声こえで予約よやくの電話でんわがあり普通ふつうに話はなしをしたので、まさか無断むだんキャンセルされるとは思おもわなかった。こんなにひどいケースはこれまでになく、非常ひじょうに困こまっている」と話はなしていました。