ウクライナ
疑惑をめぐる
アメリカの
トランプ大統領の
弾劾裁判は、
大統領の
弁護団による「
冒頭陳述」が
始まり、「
悪いことは
何もしていない」として、
大統領の
潔白を
主張しました。ウクライナ
疑惑をめぐり、
トランプ大統領を
罷免するか
どうかを
決める弾劾裁判は、25
日、
大統領の
弁護団による「
冒頭陳述」が
行われました。
この中で、弁護団を率いるホワイトハウスのシポローネ法律顧問は、野党・民主党側は、弾劾訴追の発端となったトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談の記録のうち、自分たちに都合のよい部分しか公表していないなどとして、民主党の対応を批判しました。
そのうえで、「民主党は、前回の大統領選挙の結果をひっくり返そうとしているだけでなく、およそ9か月後に迫った選挙からもトランプ大統領を排除しようとしている。大統領は悪いことは何もしていない」などと述べ、大統領の潔白を主張しました。
弁護団の「冒頭陳述」は、最大3日間、あわせて24時間が割り当てられていますが、テレビを見る人が少ない週末は国民向けのアピールが難しいとして、初日の「冒頭陳述」はわずか2時間余りで終了しました。
「冒頭陳述」は、27日に再開される予定で、大統領の潔白を主張する弁護団がどこまで説得力のある議論を展開できるのか注目されます。