去年10
月、
火災で
主要な
建物が
全焼した
那覇市の
首里城で、
これまで
立ち入りが
規制されていたエリアが
火災後初めて報道機関に
公開されました。
去年10
月に
那覇市に
ある首里城で
起きた
火災では、
中心的な
建物の「
正殿」から
火が
出て
主要な
建物が
全焼し、
警察は
先週、
出火の
原因について、
電気系統の
トラブルの
可能性が
高いものの
特定には
至らなかったとする
捜査結果を
公表しました。
これを受けて、首里城を管理する財団などは4日、これまで立ち入りを規制していた火災現場を初めて報道機関に公開しました。
正殿があった場所には、建物に使われた木材が黒く焦げたまま散乱していて、火災による熱のすさまじさがうかがえます。
また、正殿の屋根に取り付けられていた龍の飾りにあったひげの部分が火災で崩れ落ちた瓦に張り付いたまま焼け跡に残されていました。
首里城では、火災のあと観光客が減少するなど地元経済にも影響が出ています。
このため、沖縄県や政府は、来月上旬から首里城がある公園内でプロジェクションマッピングなどの催しを行うほか、ことし5月の大型連休までには火災現場を一般に公開するなどして観光客の誘致に力を入れることにしています。