岐阜県内の
小中学校の
一部では、
子どもたちが
早く
下校しても
午後4時ごろまで
外出しないよう
求める“
4時禁ルール”と
呼ばれる
指導が
行われていますが、
岐阜県教育委員会が、
一律に
外出を
禁止すること
などを
直ちに取りやめるよう、
6日、
県内すべての
自治体の
教育委員会に
伝えていたことがわかりました。
子どもたちの間などで“4時禁ルール”と呼ばれている指導は、授業が昼までに終わり子どもたちが下校した際に、小学生は午後3時まで、中学生は午後4時までなど、決められた時間まで外出しないよう求めるものです。
NHKが各教育委員会に取材したところ、岐阜県内の42市町村のうち36の自治体にある学校で行われていることがわかっています。
校則などで明文化されているケースは少なく、各学校が口頭で指導していて、議論が十分ではないなどとして、指導の見直しを求めるインターネットでの署名活動も行われています。
こうした状況を受けて、岐阜県教育委員会が6日、一律に外出を禁止することや反省文を書かせるなどの指導を直ちに取りやめるよう、県内の自治体の教育委員会に伝えていたことがわかりました。
岐阜県教育委員会学校安全課は、NHKの取材に対し「学校での指導が教育目的を達成するための合理的な範囲を超えていないか、子どもや保護者などから広く意見を聞いて議論したうえで、指導を見直してほしい」と話しています。