日本新聞: 小学5年男児が持久走後に死亡運ばれた時“あごにマスク”

小学しょうがく5年ねん男児だんじが持久走じきゅうそう後ごに死亡しぼう運はこばれた時とき“あごにマスク”

May 27, 2021 18:05

Furigana

ことし2月つき、大阪おおさか・高槻たかつき市しの小学校しょうがっこうで当時とうじ5年生ねんせいの男子だんし児童じどうが体育たいいくの授業じゅぎょうで持久走じきゅうそうをしたあと体調たいちょうが急きゅうに悪化あっかし、搬送はんそう先さきの病院びょういんで死亡しぼうしていたことがわかりました。

児童じどうが倒たおれて保健ほけん室しつに運はこばれた時ときにはあごの部分ぶぶんにマスクがかかっていたということですが、市しの教育きょういく委員いいん会かいはこれまでに死因しいんは特定とくていできておらず、死亡しぼうとマスクとの因果いんが関係かんけいは判断はんだんできなかったとしています。

死亡しぼうしたのは、高槻たかつき市立しりつの小学校しょうがっこうに通かよっていた当時とうじ5年生ねんせいの男子だんし児童じどうです。

市しの教育きょういく委員いいん会かいによりますと、ことし2月つき18日にち、体育たいいくの授業じゅぎょうで5分間ふんかん、自分じぶんのペースで走はしる持久走じきゅうそうを終おえたあと児童じどうの体調たいちょうが急きゅうに悪化あっかし、搬送はんそう先さきの病院びょういんで亡なくなったということです。

持久走じきゅうそうのあとに児童じどうが倒たおれたため、担任たんにんがしばらくその場ばで休やすむよう伝つたえましたが、様子ようすがおかしいと判断はんだんして保健ほけん室しつに運はこんだ際さいは、あごの部分ぶぶんにマスクがかかっていたということです。

持久走じきゅうそうの際さいは、マスクは着つけても着つけなくてもよいと指導しどうしていたということです。

これまでに死因しいんは特定とくていできていないということで、教育きょういく委員いいん会かいは死亡しぼうとマスクとの因果いんが関係かんけいは判断はんだんできなかったとしています。

両親りょうしんの弁護士べんごしによりますと児童じどうに持病じびょうなどはなかったということで、両親りょうしんは弁護士べんごしを通をつうじて「当時とうじ、どのような指導しどうをしていたのか事実じじつ関係かんけいを明あきらかにしてほしい。死因しいんがわかった段階だんかいで対応たいおうを検討けんとうしたい」とコメントしています。