Báo tiếng Nhật: 世田谷一家殺害事件現場住宅の取り壊しを警視庁が遺族と協議

世田谷せたがや一家いっか殺害さつがい事件じけん現場げんば住宅じゅうたくの取り壊とりこわしを警視庁けいしちょうが遺族いぞくと協議きょうぎ

Nov 15, 2019 04:11

Furigana

東京とうきょう世田谷せたがや区くで一家いっか４よん人にんが殺害さつがいされた事件じけんからまもなく19年ねんとなるのを前まえに、これまで保存ほぞんされてきた現場げんばの住宅じゅうたくについて老朽ろうきゅう化かが進すすんでいることなどから取り壊とりこわす方向ほうこうで、警視庁けいしちょうが遺族いぞくと話し合はなしあいを進すすめていることが関係かんけい者しゃへの取材しゅざいでわかりました。遺族いぞくからは、解決かいけつを見みないまま現場げんばが姿すがたを消けすことになり、犯人はんにん逮捕たいほまで残のこせないかという声こえが聞きかれています。平成へいせい12年ねんの大おおみそか、東京とうきょう世田谷せたがや区くの住宅じゅうたくで、会社かいしゃ員いんの宮沢みやざわみきおさん（当時とうじ44）、妻つまの泰子やすこさん（当時とうじ41）、長女ちょうじょで小学しょうがく２に年生ねんせいだった、にいなちゃん（当時とうじ８はち）、長男ちょうなんの礼れいくん（当時とうじ６ろく）の一家いっか４よん人にんが殺害さつがいされているのが見みつかりました。

住宅じゅうたくは証拠しょうことして保全ほぜんするため、これまで取り壊とりこわされずにきましたが、事件じけんは未み解決かいけつのまま来月らいげつ末まつで19年ねんとなり、関係かんけい者しゃによりますと、老朽ろうきゅう化かが進すすみ外壁がいへきの亀裂きれつなどが確認かくにんされ、壁かべが落下らっかしたり、家いえが倒壊とうかいしたりするおそれがあるということです。

また、外壁がいへきの落下らっかなどにより、通行人つうこうにんがけがをする可能かのう性せいがあり、取り壊とりこわす方向ほうこうで、警視庁けいしちょうが遺族いぞくと話し合はなしあいを進すすめていることが関係かんけい者しゃへの取材しゅざいでわかりました。

警視庁けいしちょうは、住宅じゅうたくの状況じょうきょうなどは証拠しょうこ化かしているほか、現場げんばの写真しゃしんや映像えいぞうを元もとに、周辺しゅうへんについても当時とうじのままに３さんＤでぃ-動画どうがで再現さいげんしています。

一方いっぽう、遺族いぞくからは、解決かいけつを見みないまま現場げんばが姿すがたを消けすことになり犯人はんにん逮捕たいほまで残のこせないかという声こえが聞きかれています。

泰子やすこさんの姉あねの入江いりえ杏あんずさん（62）は「老朽ろうきゅう化かという事情じじょうは理解りかいできないわけではないが、４よん人にんがどうして亡なくならなければいけなかったのか、何なにもわからないのが現状げんじょうで、見逃みのがしている大切たいせつな何なにかがあるかもしれないのに、取り壊とりこわしてしまって本当ほんとうにいいのだろうか。犯人はんにんを捕つかまえて４よん人にんが暮くらした場所ばしょを見みせて、なぜひどい事件じけんを起おこしたのか、かわいい子こどもまでどうして手てにかけたのか聞ききたい。そのためには思い出おもいでが詰つまった現場げんばをとどめておかなければいけない」と話はなしています。