下に
収納のための
扉がついた
木製のベビーベッドで、
扉の
金具が
外れて
赤ちゃんが
木枠の
間に
挟まれ、
死亡する
などの
事故が
相次いだとして、
消費者庁などが
注意を
呼びかけています。
消費者庁によりますと、
事故が
起きたのは
木製の
柵の
下の
部分に
収納用の
扉がついたベビーベッドで、ことし
6月に、
開いた
扉から
滑り落ちたとみられる
生後8か月の
赤ちゃんが、
木枠に
頭を
挟まれて
死亡した
ほか、
9月にも
生後9か月の
赤ちゃんが
重症と
なる事故があったということです。
国民生活センターが同じタイプのベビーベッドを調査したところ、扉を閉めた際にロック用の金具が正しく固定されない場合があり、赤ちゃんの寝返りなどで開いてしまうケースがあったということです。
その時、ベッドの高さを低い位置にしていると、開いた扉から赤ちゃんの体が滑り落ちて頭が挟まるおそれがあることが分かりました。
ベビーベッドの主な安全基準では扉の固定方法などについて特に決められておらず、同じタイプの製品の場合、安全基準を満たしていても注意が必要だということです。
消費者庁などは、扉を閉めた際には手で扉を揺らすなどして固定されているかを確認することや、ピンが壊れている場合はすぐに使うのをやめることなど注意を呼びかけています。
消費者庁・消費者安全課の鮎澤良史課長は「重大な事故が2件相次いだため注意を呼びかけた。扉がついたベビーベッドでは扉の固定を確認することを習慣にしてもらいたい」と話しています。