家庭で
消費するモノや
サービスの
値動きを
見る10
月の
消費者物価指数は
去年の
同じ月と
比べて0.4%
上昇しました。
消費税率の
引き上げで
外食などが
値上がりしましたが、
幼児教育と
保育の
無償化で
保育料が
値下がりし、
物価が
急激に
上昇する
形にはなりませんでした。
総務省の
発表によりますと
生鮮食品を
除いた
先月の
消費者物価指数は
平成27
年を100とした
指数で102.0となり、
去年の
同じ月と
比べて0.4%
上昇しました。
指数が
上昇するのは34
か月連続です。
先月は消費税率が10%に引き上げられたため、焼き肉や回転ずしなどの「外食」が値上がりしたほか、JRの運賃などの「交通」も上昇しました。
一方で増税と同時に始まった幼児教育と保育の無償化の影響で私立幼稚園と保育所の保育料が大きく下落しました。
この結果、上昇の幅は前の月と比べて0.1ポイントのプラスにとどまり、増税があっても物価が急激に上昇する形にはなりませんでした。
総務省が参考値として公表した消費税率引き上げと、幼児教育と保育の無償化の影響を機械的に除いた消費者物価指数は0.2%の上昇でした。
総務省は「エネルギー価格が下落していることもあり、物価の上昇幅は小さくなっているが、全体としては物価は緩やかな上昇が続いている」としています。