来年の
世界の
スマートフォンの
出荷台数は、
中国を
中心に
次世代の
通信規格5Gに
対応した
機種が
普及することから、
4年ぶりに
増加に
転じるという
見通しを
アメリカの
調査会社がまとめました。
アメリカの
調査会社IDCは26
日、
来年の
世界の
スマートフォンの
出荷台数が、ことしと
比べて1.5%
増加し、14
億台になるという
見通しを
発表しました。
スマホの出荷台数は、消費者が新商品に買い替えるサイクルが長くなっていることなどから頭打ちの状態が続いていて、前の年を上回るのは4年ぶりだということです。
増加の理由としてIDCは、中国を中心に次世代の通信規格5Gに対応した機種の普及が見込まれるとしていて、5Gに対応した機種の来年の出荷台数は、全体の14%にあたる1億9000万台に上ると予想しています。
一方で、日本やオーストラリアなどアジア太平洋地域やヨーロッパの国々では、5Gへの対応が予想したほど進んでいないと分析しています。
5Gに対応したスマホは動画やゲームなどを、より高速で手軽に楽しむことができることから、スマホ市場のいわば起爆剤としての役割が期待されていて、各社の開発競争が激しさを増しています。