Japanese News: 中国習主席少数民族に対する中国語教育の強化を指示

中国ちゅうごく習主席しゅせき少数しょうすう民族みんぞくに対にたいする中国ちゅうごく語ご教育きょういくの強化きょうかを指示しじ

Mar 7, 2021 12:03

Furigana

中国ちゅうごくの習近平ちから国家こっか主席しゅせきは全人代ぜんじんだい＝全国ぜんこく人民じんみん代表だいひょう大会たいかいに合あわせて開ひらかれた内モンゴル自治うちもんごるじち区くの会議かいぎに出席しゅっせきし、固有こゆうの言語げんごを持もつ少数しょうすう民族みんぞくに対にたいする中国ちゅうごく語ごの教育きょういくを強化きょうかするよう指示しじしました。中国ちゅうごく政府せいふによりますと、習近平ちから国家こっか主席しゅせきは5日にち、北京ぺきんで全人代ぜんじんだいにあわせて開ひらかれた内モンゴル自治うちもんごるじち区くの代表だいひょう団だんの会議かいぎに出席しゅっせきしました。

この中なかで、習主席しゅせきは「文化ぶんかは最もっとも深ふかいアイデンティティーであり、民族みんぞく団結だんけつの根本こんぽんだ。中国ちゅうごく語ごの普及ふきゅうにしっかり取り組とりくみ、全国ぜんこく統一とういつの教科書きょうかしょの使用しようを進すすめなければならない」と述のべ、自治じち区くに住すむモンゴル族ぞくをはじめ少数しょうすう民族みんぞくに対にたいする中国ちゅうごく語ご教育きょういくの強化きょうかを指示しじしたということです。

習近平ちから指導しどう部ぶは固有こゆうの言語げんごを持もつ少数しょうすう民族みんぞくに対にたいする中国ちゅうごく語ご教育きょういくを重視じゅうししていて、新疆ウイグルしんきょうういぐる自治じち区くとチベット自治じち区くでは「国語こくご」と「道徳どうとく」、「歴史れきし」の3つの教科きょうかで中国ちゅうごく語ごによる授業じゅぎょうを導入どうにゅうしています。

内モンゴル自治うちもんごるじち区くでは、去年きょねんから小中こなか学校がっこうの一部いちぶの授業じゅぎょうでモンゴル語ごではなく中国ちゅうごく語ごが使つかわれるようになり、現地げんちではこれに反発はんぱつする保護ほご者しゃや生徒せいとらによる抗議こうぎ活動かつどうが起おきています。

習主席しゅせきは、この日ひの会議かいぎで特とくに若年じゃくねん層そうで「中華ちゅうか民族みんぞくとしての共同きょうどう体たい意識いしき」を育はぐくむ教育きょういくを進すすめる必要ひつようがあると強調きょうちょうしていて、少数しょうすう民族みんぞくへの統制とうせいを強つよめるねらいがあるとみられます。