日本新聞: F2後継の次期戦闘機開発チームが始動

F2後継こうけいの次期じき戦闘せんとう機き開発かいはつチームが始動しどう

Mar 15, 2021 06:03

Furigana

F2戦闘せんとう機きの後継こうけいとなる次期じき戦闘せんとう機きをめぐり、開発かいはつの全体ぜんたいを統括とうかつする三菱みつびし重じゅう工業こうぎょうは、複数ふくすうの国内こくない企業きぎょうとともに開発かいはつチームを立たち上あげ、設計せっけい作業さぎょうを本格ほんかく化かさせています。防衛ぼうえい省しょうは、航空こうくう自衛隊じえいたいのF2戦闘せんとう機きが2035年ねんごろから順次じゅんじ、退役たいえきすることから、後継こうけいとなる次期じき戦闘せんとう機きを日本にっぽん主導しゅどうで開発かいはつすることにしていて、機体きたいを担当たんとうする三菱みつびし重じゅう工業こうぎょうが全体ぜんたいを統括とうかつし、エンジンやレーダーなどはほかの国内こくない企業きぎょうが担当たんとうします。

三菱みつびし重じゅう工業こうぎょうは、設計せっけい作業さぎょうを加速かそくさせるため、拠点きょてんとなる愛知あいち県けんの工場こうじょうにエンジンや機体きたい、それにレーダーなどの開発かいはつ実績じっせきのある国内こくない企業きぎょう7社しゃとともに、およそ200人にんの技術ぎじゅつ者しゃを集あつめた開発かいはつチームを立たち上あげました。

開発かいはつチームは、今後こんご、500人にん程度ていどまで増員ぞういんし体制たいせいを強化きょうかすることにしていて、2027年度ねんどまでに詳細しょうさいな設計せっけいを作成さくせいし、試作しさく機きの製造せいぞうや飛行ひこう試験しけんなどを経へて、2031年度ねんどの量産りょうさん開始かいしを目指めざす方針ほうしんです。

開発かいはつにあたって、防衛ぼうえい省しょうは、ステルス性せいが高たかいF35戦闘せんとう機きなどの開発かいはつ実績じっせきがあるアメリカのロッキード・マーチン社しゃから支援しえんを受うけることにしていますが、国内こくない企業きぎょうが開発かいはつを主導しゅどうすることで、技術ぎじゅつ力りょくの維持いじを図はかりたい考かんがえです。